水の飲みすぎはガラダの毒?
水中毒とは
水の飲みすぎが健康を害するということはないのでしょうか?2007年1月、アメリカのサクラメントで、地元ラジオ局が主催する水飲みコンテストに参加した女性が、帰宅後に死亡し、「水中毒」が死因と発表され話題になりました。
水中毒とは、血中ナトリウム濃度が極端に低くなる、重症の「低ナトリウム血症」状態のこと。
人間の体液は、海水の成分と似ています。生命の進化は、35億年前に海から始まりましたが、私たち人類の祖先がいた海の成分と、私たちの体液の成分が似ているのです。
脱水状態やスポーツで大量に汗を流したあとに、真水でなく水と塩が必要になるように、人間にとってあまりにも過剰な真水の摂取は害になります。真水にいれられた海の魚をイメージしていただければおわかりでしょう。
この女性は、5時間で8リットルもの水を飲み続けました。しかも、大会のルールでトイレには行けなかったため、大会中は尿を出すことができませんでした。
あまりに短時間の過剰な水分摂取は、細胞を膨張させ、脳をむくみませ、頭蓋骨を圧迫します。この女性は、ひどい頭痛のために泣いていたそうですが、このときすでに脳は膨張していたのでしょう。重症の水中毒は、意識障害やけいれんなどを引き起こし、この女性のように死にいたる場合もあるのです。
「多すぎないか」より「少なすぎないか」
「水中毒」という言葉だけに恐怖を覚えた人もいるかもしれませんが、この事例をよく読めば、逆に水が怖くなくなると思います。
普通では考えられないほどの、極端な飲み過ぎをしなければ、水は健康にとって必要不可欠なものであることに変わりありません。
- 一度にコップ半杯の常温の水。
- ゆっくりと、一日に何度も飲む。
- 一日で飲む量は2リットルくらい。
ここですすめているこの飲み方であれば、もちろん、大丈夫です。
健康予防産業が盛んになり、人々の健康への意識はかなり高くなりました。最近では「水をたくさん飲むのはカラダにいい」ということは常識にもなりつつありますが、まだまだ、カラダの水分が不足してSOSを発信しているにもかかわらず、水の摂取量が少ない人が多いのが実情です。
普通の生活では、「水中毒」になるほど飲み過ぎることはありません。「多すぎないか」より、「少なくないか」を常に意識するようにしましょう。
水の飲みすぎはガラダの毒?

