水の摂取法
冬の水分補給
暑さで発汗が多くカラダが自然に水を欲する夏に比べ、冬は意識しないとなかなかか一日2リットルの水は飲めないかもしれません。しかし冬でも欠かさず水分を補うようにしましょう。
冬は空気が乾燥しカラダも乾いてきますので、カラダは水を欲しています。それが体感できるのが、皮層の乾燥です。肌がカサカサしてきたり、かゆくなってきたりしたら、水不足の危険信号と思ってください。他にも、朝起きたときに、唇が渇く、口の中がネバネバするなどもカラダからの水不足のサインです。
肌の乾燥、かゆみ、唇の渇きは、リップクリームやボディクリームなどを塗って潤いを与えると同時に、体内への水分の補給も忘れないようにしましょう。
口の中がネバネバするのは、だ液が少なくなっているからです。緊張やストレスがあると、だ液が少なくなることがあります。リラックスを兼ねて水分を摂るようにしましょう。
脱水状態になったら
真水はNG
脱水状態になると、真水(塩分などを含まない水。淡水)を飲んでも途中でカラダが水を受けつけなくなってしまいます。
これは、カラダの浸透圧が関係していて、真水だと汗で失った量の半分しか摂取できないのです。
私たちのカラダを構成する元素は、海の中の元素の組成とよく似ています。真水を飲んでしまうと、血液の浸透圧が下がってしまい、そこで生じた細胞内外の浸透圧の差が細胞の機能を障害する可能性が出てくるため、浸透圧が一定のラインに達すると「水を飲むな」という指令か出てしまうのです。
しかし真水に0.2〜0.45%の食塩を溶かすとほぼ必要量をとることができ、すみやかに体力が回復します。
つまり、脱水状態やスポーツで大量に汗を流したあとには、簡単に言えば水と塩が必要になるのです。汗を1リットル流したとき、その1パーセントが食塩だとすると必要な食塩の量は、10グラムになります。
運動などで汗を大量にかいて、カラダから急激に水分が失われた際、塩分をとらずに真水だけを飲んでいると、体内のイオンバランスが崩れ筋肉のまわりにある体液上のイオン濃度も一定を保てなくなります。このため熱痘箪などを起こすのです。
スポーツ飲料は、この生理学的事実から生まれました。
正しい夏の水分補給のタイミングとポイント
ではここで夏の水分補給のタイミングとポイントを具体的にみていきましょう。
外出時は水を持ち歩く
寝苦しい夏の夜、就寝中にたくさんの汗をかきます。夏はいつもに増して、朝1~2杯の水を忘れないようにしましょう。
水を飲むことで胃腸が動きますので、食欲不振の予防・改善にもつながります。
外出時は、ペットボトルや水筒を持ち歩くといいでしょう。のどが渇いたと思ったら、すぐコップ半分(100ミリリットル)。こまめな水分補給を心がけましょう。
夏バテの3大原因のうちの一つが夏の水分補給
暑い夏に「だるい、眠れない、食欲がない」といった症状が顕著な夏バテ。夏の暑さが原因で起こるカラダの不調―夏バテの3大原因のうちの一つが「水分の不足」です。
汗をかいたら、その分補給
高温多湿なH本の夏。その環境下では軽作業でも2リットルから3リットルの汗をかくと言われています。暑さと作業(運動)で上がってしまう体温を下げようと、大量の汗がでるのです。
汗をかいたら、その分補給。
夏は特にこれを忘れないようにしましょう。
体内に水を循環させるためには、失った分をプラスした1日2リットル以上の水分補給が必要です。カラダの水分バランスが崩れると、血液に悪影響を与え頭痛やむくみ、下痢や咽吐などの症状が出ることもあります。ですから夏場の水分補給はとても大切なのです。
女性は妊娠中、特に水の摂取を
羊水をキレイに保つために
私たちが口にした水は、約1分後には卵巣や子宮へ届けられます。もし、妊娠していれば、同時に胎児を守る羊水にも到達しています。つまり、妊娠中は胎児のためにも、水を常温で摂取することをはじめ、口にいれるものすべてに細心の注意を払わなくなりません。
アトピー性皮膚炎にかかる子どもたちの多くは、母親の羊水が汚れていたことが原因という報告もされています。お腹の赤ちゃんに悪影響を与えないように、できるだけ羊水をキレイに保つようにしたいものです。
さて、世界中どこの国でも、女性は男性より長生きですが、それは、女性は出産を経験するからだといわれています。出産によって、母体の毒素を赤ちゃんに移動させてしまうのです。出産で母体のカラダはきれいになりますが、そのツケは赤ちゃんにまわってしまいます。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、よい水を毎日、2リットル飲んで、羊水をきれいにしておきたいものです。
高齢者と子どもの水の補給は時間を決める
高齢者は時間を決めて
カラダの水分量は加齢とともに減っていきますので、歳をとればとるほど、こまめな水分補給が必要になります。
高齢者はのどの渇きを感じにくいので、時間を決めてまめな水分補給を意識して行うことが大切です。特に夏は脱水症状になりやすいので、注意が必要です。
幼児はまわりの大人が注意を!
幼児は体重に対する水分量は多いのですが、新陳代謝が活発なのでそれだけ水を必要としています。そのため脱水症状を起こしやすくなりますので、まわりの大人が気をつけて、こまめな水分補給を行なって下さい。
加齢とともに水分を失う
年齢・体型別水分量
ご存知のとおり人間のカラダの約帥%は水分です。そのうち45%が、カラダの細胞内に、残りの15%が血液やリンパ液など細胞外の水になります。
その水分を私たちは歳を重ねるごとに失っていきます。
思い出してみてください。赤ちゃんの肌はとってもピチピチ、プルプルで思わず触れたくなってしまうものです。赤ちゃんは細胞の新陳代謝が活発です。新陳代謝には水が必要なため、たくさんの水分を保有する必要があるのです。
新生児は体重に対しての水分量が約80%です。幼児期までに約70%になり、成人男性で約60%、女性で約55%まで下がり、高齢者では約53%にまで減少してしまいます。
水の『おいしい飲み方』
飲む前の「いただきます」
食材にそれぞれおいしい食べ方があるように水にもおいしい飲み方があります。食材のように煮たり焼いたりということではありません。私たちはごはんを食べるときには「いただきます」と言います。それと同じように水を飲む前にも「いただきます」という気持ちが大切です。
暑い夏の日、汗をかいてのどがカラカラになったときの1杯の水は、なによりありがたいものです。そんなときに訪問先で水を出されれば、思わず「いただきます」と言いたくなるものです。
普段はそのありがたさを感じることがなかなかできなくても、水は空と大地からの贈り物です。できれば声に出して、それが恥ずかしかったり状況的にできなかったりするときは、心の中でつぶやくだけでも違います。「いただきます」という気持ちを持つと、水に対する意識も変わってくるものです。
こまめにコップ半分の水を
「のどが渇いた」と感じたとき、カラダはすでに脱水症状を起こしています。ですから、のどが渇いていなくても、時間を決めてこまめに水分を摂るよう心掛けてくコップ半杯程度(約100ミリリットル)が目安です』これをまめに飲むようにします。ゆっくりと、味わって飲みましょう。やみくもにたくさん飲む必要はありません。
のどが渇いてからでは遅し
「のどが渇いた」と感じたときには、すでにカラダに必要な水分の約1%が失われています。たかが1%と思いがちですが、カラダは足りない水分を必死に補いながらやりくりをしています。このSOSを見過ごすと思わぬ症状を引き起こします。
2%の水分が不足すると、のどがカラカラになり、頭がぼんやりしてきます。
4%不足すると、疲労があらわれ、具合が悪くなってきます。また、感情的になることもあります。
8%ともなると息苦しさを覚え、思考能力も低下します。
10%を超えたときには、かなり危険な状態に陥り、気を失うことさえあります。
水を飲むタイミング
朝、1〜2杯の水
水を飲むことが大切なことだとわかっていても、一体どのタイミングで水を飲めばいいのでしょうか?
「朝起きたら1杯の水」
よくそんな言葉を耳にしませんか。これはとても大切なことで、水を飲むタイミングの中でも、必ず実践してもらいたいものです。
就寝中の数時間、6時間なり8時間なり、その間はカラダに水分を補給することができません。カラダの水分量は減っていき、血液もドロドロになります。起床してすぐのカラダは水を欲しているので、1杯ではなくできれば2杯の水を摂りましょう。


